本記事では質問力を上げる方法について、取り上げます。
質問はさまざまなシュチュエーションで役に立つ行動です。
仕事や恋愛といった対人関係が必要なものには欠かせません。
今回は「仕事で使える質問」についてご紹介します。
質問力を上げることで下記のような効果があります。
・社内・社外の打合せが円滑に進む
・あなたの仕事が円滑に進む
参考文献はこちら↓
4つのパターンを知ることで質問力を上げる
質問には4つのパターンがあります。
ますは下記の座標軸を理解することで質問力を上げることができます。
今後、質問をする際は下記の座標軸を頭に入れておきましょう。
座標軸の図を入れる
質問力を上げるためにしなければならない質問は右上の「具体的で本質的な質問」です。
これ以外の質問は相手を困らせてしまう可能性があります。
次項から4つの質問について詳しくご紹介します。
質問力を上げるために「具体的-本質的な質問」をすべし
仕事の質問をする時は「具体的で本質的な質問」をしましょう。
具体的で本質的な質問をする時に重要なのが「あなたの知りたいことは何か」「誰に質問をすれば解決するのか」です。
①明日はどこに何時に集合ですか?
②他社さんでは〇〇に困っていると良く伺いますが、御社はどうですか?
③今、仰ったことは〇〇という意味ですか?
上記のような具体的で本質的な質問をすることで「あなたの知りたいこと」は解決しやすくなります。
今後、仕事で使う質問は「具体的で本質的な質問」にしましょう。
「今、自分がした質問はどの種類の質問だったか」などと振り返ることで質問力を上げることにも繋がります。
次項からは質問力を上げるためにやってはいけないことについてご紹介します。
仕事で使わないように知っておきましょう。
質問力を上げるためにやってはいけないこと①「具体的-非本質的な質問」
質問力を上げるためにやってはいけないことの1つ目は「具体的で非本質的な質問」です。
これは専門知識を持っている人に対して専門的なことを聞かずに下記のような質問をする場合です。
①好きな星座はなんですか?
②休日は何をして過ごしますか?
上記のような専門性とは全く関係ない、些細な質問を安易にするのはやめましょう。
例えばスポーツ選手に対して、プライベートなことをインタビューをすることも、この質問が当てはまります。
ワイドショーなどで一時的に盛り上がりますが、何も生み出しません。
アイスブレイクなど意図的に「具体的で非本質的な質問」をする以外は控えるようにしましょう。
質問力を上げるためにやってはいけないこと②「抽象的-本質的な質問」
質問力を上げるためにやってはいけないことの2つ目は「具体的で非本質的な質問」です。
これは仕事でやってしまいがちな質問となります。
あなたは解決したい課題があるのにも関わらず、欲しい回答を得ることができない質問です。
抽象的で本質的な質問は「解決しない」「話が進まない」という問題に直面しがちです。
下記のような抽象的で本質的な質問はやめましょう。
①御社の課題はなんですか?
②お困り事などありませんか?
これは営業マンでやってしまいがちな質問ですが、これでは相手の課題は見えてきません。
具体例がないため、相手はなんの話をして良いのか分からないのです。
具体的な質問にするために「具体例」を提示するようにしましょう。
プライベートでも下記のような質問は抽象的で本質的な質問と言えるでしょう。
①あなたにとって生きる意味はなんですか?
②人生において大切なものはなんですか?
③今のお気持ちは?
上記のような質問では「愛です」「嬉しいです」など不毛な返答しか返ってこないでしょう。
本質的であることと抽象的であることは似通っています。
だからこそ、やってしまいがちな質問なのです。
自分がした質問を振り返り、抽象的になっていないかの確認をするようにしましょう。
質問力を上げるために”絶対に”やってはいけないこと③「抽象的-非本質的な質問」
質問力を上げるために”絶対”やってはいけないことの3つ目は「抽象的で非本質的な質問」です。
この質問は仕事でもプライベートでもするべきではありません。
哲学的にねじ曲がった考えを持った人がするちんちくりんな質問です。
「具体的で抽象的な質問」はアイスブレイクや雑談では役に立ちます。
ただし「抽象的-非本質的な質問」はなんの役にも立ちません。
時間の無駄です。
絶対にこの質問をするのはやめましょう。
質問力を上げるための3つのテクニック
質問をする時に重要なのが「相手に質問の時間をとってもらう」「相手が答えやすい質問をする」です。
上記をを満たすためのテクニックを3つご紹介します。
質問にかかる時間を予測し、伝える
社内で質問をする際は相手の拘束時間を予測して、あらかじめ伝えるようにしましょう。
相手は質問の拘束時間を知ることで質問を受け入れやすくなります。
質問は相手があることなのでどれほどの時間がかかるのかを想定するのは難しいかもしれません。
ですが、予想で良いので伝えることが重要です。
契約書について分からないことがあるので、5分ほどお時間を頂いてよろしいですか?
質問をする時は回答の具体例を提示する
質問をする時は具体例を提示しましょう。
例えば、営業活動で相手の課題を聞き出す時には下記のように質問すると良いでしょう。
他社さんでは〇〇で困っていましたが、御社はそのような課題はありませんか?
上記のように質問をすることで、相手はどのように回答すれば良いのかが分かります。
例えば「うちも同じ悩みあるよ」などと回答しやすくなります。
具体例がないと下記のような質問になります。
御社の課題はなんですか?
上記のような質問では相手がどのように回答して良いのか全く分かりません。
このように質問をする時は具体例を提示すると、円滑に話が進むようになります。
質問の中に自分の考えを述べる
質問の種類によっては自分の意見を述べることも重要です。
自分の考えを述べる条件は「はい・いいえ」で答えることができない質問の場合です。
例として営業活動における質問であれば、下記のような質問になります。
【課題】お客さんに〇〇に困っていると言われました。
【自分の考え】私は〇〇を提案することで解決できると考えます。
【質問】他に良い案や提案事例などあれば教えてください。
上記のように「問題提起→自分の考え→質問」の流れで質問をしましょう。
自分の意見や考えを提示することで「正解なのか」「間違えなのか」で回答を得ることができます。
相手も回答がしやすく、あなた自身も欲しい回答を貰いやすくなるのです。
まとめ
いかがでしたか?
これまで質問力を上げるための技術をご紹介してきました。
これであなたも仕事で使える質問力が身につきましたね。
具体的で本質的な質問ができるように訓練していきましょう。
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